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仮想PCか実機PCか

こんにちは。所長の辻です。

パソコン保有者の中にはMacをご利用されている方もいらっしゃるかと思います。

(私もMacをプライベートでは使用しております)

そう言う方の中にはWindows PCも使いたいと言う方もいらっしゃるかと思います。

その際、実機のWindows PCにした方がいいのか、それともVM Wareの様な仮想PCで代用するべきかと言う所で迷っている方もいらっしゃるかと思います。

私の場合は仕事用にはWindowsの入ったノートパソコンを使用しております。

 

まず私のPC環境を述べさせていただくと

概要

・Mac Book Pro (2011) 16 Gb、Core i7 ( dual core 2.7 GHz)、1Tb HDD、13インチ(1200*800)

・Mouse Computer nシリーズ(2018)16 Gb、Core i7 (quad core 1.8 GHz)、1Tb SSD、15インチ(1920*1080)

使用用途

・Mac:主にインターネット、Officeでの資料作成など

・Windows:インターネット、会計処理、グラフィックソフト(Photoshop、Illustratorなど)、Officeでの資料作成など

 

メモリサイズも同じですし、ストレージの容量も同じ1Tbなのですが、やはり画面の大きさやCPUが4コアであると言うのはグラフィックソフトを使うときに大きな差が出てきます。また会計ソフトも本当であればクラウド系を使用したかったのですが、私が懇意にしている会計事務所から指定されたソフトを使う都合もありWindows PCを別途購入すると言う結果に至りました。

この判断は正しかったと思います。なにぶんMacを買い換えるとなるとかなりの高額になりますし、そもそもとして実機の場合だとWindows用にフルに使えますので今回の様なグラフィックスソフトを使うとなると、やはりそれ相応のパワーのあるマシンが必要になります。Macでそこまでできる機種となるとかなり限定された上に相当高額になるので、創業時は可能な限り予算は抑えたいと言うのもありますので、1台追加で買った方が安上がりとなりました。

 

ではどういう時に仮想PCが役立つかというと

・何かを検証したい時(本番環境をダメにしたくない場合)

・現状ではパワーを持て余しており、有効活用したい時

・凝った作業はしないがWindowsを使う必要性があるとき

大まかにあげればこの3点でしょうか。

特に仮想環境であればWindowsだけでなくLinuxも使えますので検証環境を整える場合にはうってつけです。

特にWebデザイナー系の方であれば、最近では随分差が小さくなったとは言えWindowsとMacでは表示のされ方が違ってきたりします。例えば同じFirefoxやクロームであってもWindows版とMac版では表示の差が出たりしますし、ましてやデフォルトでインストールされているSafari (Mac)とEdge (Windows 10以降)ではまた違ったりします。まぁ一番ひどかったのはIEの時でしたけど。

こういう時に仮想環境があると検証する際、いちいちもう一台のパソコンを用意する必要もなく検証できますのでやり易いかと思います。

また、OfficeソフトでもWindows版とMac版では違いがあったりするので同じ様に作成した資料を検証する際には有効な手段だと思います。(特に目立つものとしてはVBAの動きがMacとWindowsではかなりの違いがあったり、レイアウト崩れたりというのはよくあります)

特にOffice 365に加入していればライセンス形態にもよりけりですがパソコンであれば1人あたり2台〜5台まで使用可能だったりしますので、ご自身のライセンス形態をご確認の上、利用すると有効にOfficeが利用できます。

 

Officeでちょっとした作業をしたり、Webサイトを閲覧する程度であれば2コアCPU搭載のMacでも問題ない(若干遅くなったり、筐体が熱くなりやすくなりますが)のですが、Illustratorとかゲームをやりたいとなると相当パワフルなマシンが必要になってきます。

またデフォルトでインストールされているフォントも違うのでこの辺も考慮しながら

・MacとWindows PC1台ずつ保有する

・WindowsあるいはMacに統一する

・Macをメインに必要な時だけ仮想PCを使う

などの選択肢があります。パソコンの選択だけでも結構奥深いものがあります。

なのでどちらが良いという訳ではなく、使用用途、予算などに合わせた選び方をしていただければと思います。