ご無沙汰しております。
漸くITコーディネータのケース研修が終了致しました。
内容的にはかなり濃いものが学べました。
今回のケース研修でつくづく実感したこととして
・手段と目的を混同しないこと
・プロセスイノベーションは誰でもできること
・失敗を恐れず、チャレンジし続けること
他にも多々ありますが、ITCとしてカギとなるのはこの三つだということに気づきました。
ITCも経営者も陥りやすい罠として、手段と目的の混同が大きいと思います。
よくある例としてはPC等のIT機器を導入することが目的になってしまっていることが多々あります。
そもそもIT機器導入だけでは生産性向上も、あるいはプロセスイノベーションも起こすことはできません。
・誰が
・いつ
・どこに(部署等)
・何を
・どの様な目的のために
・なぜ必要なのか
・どの程度の予算で
というのをある程度明確にしておかないと、IT機器導入それ自体はいみがありません。
よくITの波に乗り遅れるなとか言われますが、上記の質問が明確に回答できないと無駄な投資になってしまいます。
たとえば私、今回創業するにあたりWindows PCを購入しました。それを上の質問に回答していくと次の通りになります
・誰が:私自身
・いつ:創業日からなるべく早く
・どこに:どこでも使える=ノートPCである必要性
・どの様な目的:チラシ作成(画像修正・作成等)、ドキュメント作成(プレゼン資料、レポート作成等)、出納帳管理による会計事務所との連携(指定のソフトがあるためWindows PCでないとできない)
・なぜ必要なのか:会計事務所指定のソフトはWindowsでないと動かない、画面が小さいと資料が作りにくい、最低でも今持ってるパソコンよりも新しいものであること、テンキーがついていること等
・どの程度の予算で:極力抑えられる方が好ましい
これらを追求していった結果、購入したPCはマウスコンピュータのWindows PCとなりました。
なぜあえてマウスコンピュータにしたかというと予算、納期、品質のバランスが取れているからにほかなりません。もちろんDellやHPという選択肢もあったと思いますが、自分の用途に合い、予算が抑えられたのがマウスコンピュータで発売されているモデルであったということです。
この様にマウスコンピュータ製のパソコンを購入すること自体を目的ではなく、用途にあったのがマウスコンピュータだったということになります。
また私の場合は個人事業主なので、私一人を最適化する=全体最適となりますが、一般家庭や事業主の場合はユーザーの身の丈に合ったものを選ぶのが重要です。
オーバースペックだと結局使いこなせない商品を買ってしまうことになります。逆の場合だと後で困ってしまうケースが出てきます。
当研究所ではユーザーにとって最適なものをコーディネートできるよう心掛けてまいる所存です。